テレビを見ていると、教養番組やクイズ番組などが本当に多い。その影響なのか勉強をやり直したいという大人がとても多いんですよね。
このブログで一番の人気記事は、やり直し学習についての記事なのです。それだけ勉強をやり直したいと思う大人が多いということです。
なかでも義務教育の勉強をやり直したいと思う人が多い。つまり、小学校と中学校の勉強ですね。
「今さら小学校の勉強なんて……」とバカにしませんでしたか?
小学校で習った問題をすべてちゃんと解けますか?
これが意外と解けない人が多いんですよ。学校の勉強とは無縁の生活を長年送っていると、どうしても忘れていくものです。
大人が勉強をやり直すメリット
大人になってからの勉強は、サボっていても誰も叱ってはくれません。だから、どうしてもすぐにサボりがちになってしまいます。三日坊主というやつですね。
続けていくには勉強をする意欲が大事になってきます。
しかし、メリットが無いと意欲がなかなか湧いてきませんよね。そこで、大人が勉強をやり直していくメリットを紹介していきます。
一般常識が身につく
小学校や中学校がなぜ義務許育かと言われると、そこで学ぶことはどれも一般常識だからです。今は高校も義務教育レベルになってますから、高校の知識も一般常識と含めてもいいでしょう。
一般常識が身についてないと恥ずかしいですからね。それだけで学び直す価値はあります。
教養が身につく
大人になってから学ぶことで、子供の頃に学んだ以上に物事を深く知ることが出来ます。それによって、子供の頃に学校で学んだ以上の知識として覚えられるんですよ。知識を教養レベルまで高められることが出来るんです。一般常識あっての教養ですからね。
認知症予防になる
認知症についてはボクは専門外です。しかし、頭を使うとボケにくいというのは広く一般的に言われていることですよね。
あと、ボクは勉強をする際に、参考書の音読をするように勧めているんですが、その音読も認知症予防にとても効果があるようなんです。
認知症予防は中年の頃から行っていくのが大事だと聞きます。まあそりゃそうですよね。病気になってから予防しても遅いんですから。
時事ネタに強くなる
学習をやり直していくと一般常識に強くなっていきます。すると自然に時事ネタにも強くなります。つまり、ニュースや教養番組なども今まで以上に楽しくみることできるということです。
常に若々しくいられる
いつまでも勉強熱心は人は高齢になっても実に若々しい。中高年になると新しいことをやりたがらない人が多いなら、いつまでも勉強をしているんですから当然です。
常に勉強をしている人は、他の人と同じ経験をしても、多角的に物事を見ることができます。それだけ新しい発見に満ちているわけです。毎日の生活が充実するために自然と若々しくなります。
子供が賢くなる
あなたに子供がいる場合、これはとても重要な要素になる。
身も蓋もない言い方をすれば、親がバカなら子供もバカになる。鳶が鷹を生む例もあるかもしれませんが、そんなものは稀だ。
子供は親を見て育ちますからね。勉強が不得意だと子供にもすぐに見抜かれますよ。
小学校の高学年くらいになれば「あれ?もしかしうちの親父って頭悪い?」と察してきます。そうなったらもう親の威厳はなくなってしまいます。
お子さんが悩んでいる問題をサッと解いて、スマートに説明してあげると、子供に尊敬されますよ。
勉強を続けている社会人は年収が高い
やはり、これが最大のメリットだろう。勉強を続けていると、それだけ年収が高くなっていくのだ。
大人になっても勉強を続けている人は、そうでない人と比べて収入が多い。これは政府が毎年発行しているデータにしっかり出ている。
日本の社会人は勉強をしない。というより、ほとんどの人が大学に入った途端に勉強しなくなる。
大多数の日本人にとって大学に入るまでがゴールなのだ。
勉強しなくなる人が多くなってくるということは?
大学生でも勉強しなくなるのに、社会人になるとますます勉強をしなくなる。寧ろ大人で勉強をしていると意識高い系とバカにされる始末。
自分がしないだけならともかく、している人間をバカにするとか本当にどうしようもない。勉強をしないから足を引っ張ることしかできないのだ。
勉強をしなくなった社会人に良い仕事ができるとは思えない。だから海外の企業にどんどん差をつけられているのだ。
勉強をしたら年収が上がるといっても、少し勉強をしただけでは、なかなか認められない。勉強した成果が年収に現れてくるのは大体5年くらい掛かる。
働いていると体力や時間的に大変なのは分かる。
それでも少しでもいいので、勉強を毎日続けるべきだ。1日の勉強量は大した事なくても、それが毎日積み重なっていくと、大きな違いになる。
勉強を続けているだけで、周りの人間とスキルや知識の差がついていき、それにともない収入も増えていくというわけだ。
勉強をしない大人が多いことは、ある意味チャンスでもある。
バイトが勉強しても無意味?
「アルバイトで勉強しても仕方ない!」と反論してくる人もいるだろう。たしかにバイトでは給料を上げていくのは難しいかも知れない。
でも、勉強を続けてスキルを磨いた経験は無駄にはならない。転職する際に必ず武器になる。転職が上手くいって社員になることができれば、バイトよりも年収が上がるだろう。つまり、勉強をした意味があるということだ。
社会人になっても勉強を続けている人はいずれ専門性の高い仕事につくことが出来る。専門性の高い仕事ができる人は優遇されるので、年収が上がるのは当然だ。
勉強しても意味ない人
勉強しても意味ないの人は中高年者のバイト及び無職だな。中高年が社員になれたとしても、まともなところには就職できないだろう。まあ、それでもバイトよりは年収は上がると思うがw
勉強しても年収が上がらないと主張をしてくる人は、自分がそれだけ無能だということを言ってるようなものだ。普通の人はしっかりと年収に現れてくるはずだ。
時間が掛かるので気長に勉強をしよう
先程も言ったが、勉強した成果が年収に現れてくるのは時間は掛かる。数ヶ月ほど勉強しただけで「年収上がらねーじゃん」と諦めないこと。
どんな分野でもスペシャリストになるのは時間が掛かるものだ。毎日勉強を続けて、スキルと呼べるまでに知識を磨き続ければ、必ずや年収に響いてくることを約束しよう。
経営者たちも社会人の勉強は必要であると考えている
ほとんどの経営者たちも、社会人になっても勉強を続けていく必要があると考えている。
だが、忙しくて体力的にもキツかったりして、勉強ができないパターンが多い。大人が勉強をするメリットはとても大きい。
社会人になると労働をしていくわけだが、お金を稼ぐというのは無知ではできないはずなのだ。
正確には無知でも仕事は出来る。だが、無知でも出来る仕事ってのは誰にでも出来るような簡単な仕事しかない。誰にでも出来る仕事はロボットやAIに任せればいいのだ。
社会人になると勉強をピタリとしなくなる人が多い。本来、勉強とは一生続けていくのが当たり前なのだ。時代は常に変わっていくので、勉強をしないとすぐに時代に置いていかれてしまう。
会社の命運を決める役員たちですら、義務教育で習った知識を忘れているが現状である。義務教育はすべての学問の基礎であるから、ここを忘れているとどうしようもない。
これからの日本企業はますます優秀な人材を優遇していきます。AIや移民の存在で優秀な人間の価値が上がってくるからです。
しかし、残念ながら今の段階では、まだまだ勉強を学びなおそうとする大人は少ないのです。
【学び直し国際比較】※参考OECD
- 英国 16%
- アメリカ 15%
- カナダ 15%
- ドイツ 6%
- フランス 5%
- 日本 2%
これを見て下さい。これは学び直しの国際比較です。25歳以上で勉強を学んでいる人の割合です。
日本は先進国の中でも最低水準です。たった2%の人しか勉強してないんですよ。なぜ日本の大人は勉強をしないのでしょう。
大人が学び直す環境も少なければ、学び直す余裕もないからでしょうか。
余裕がないから勉強ができない→勉強をしないから質の高い仕事が出来ない→だから余裕がない。
完全に悪循環になっています。
学び直しがしっかり評価されない世の中も悪いです。しかし、先程も言いましたが、これから変わってくるはずです。
国も企業も、いわゆる「リカレント教育」に力を入れていくはずです。
だから、勉強をやり直している大人たちは先見性があります。今から勉強をしている大人たちは、スタードダッシュを決めることが出来ます。
これこそが大人がやり直し学習を始める最大のメリットではないでしょうか。
最後に
ここまで勉強をやり直すメリットを話してきました。これまで以上に意欲が湧いてきたのではないでしょうか。
最後にやり直し学習をまとめたページがあるので紹介しておきます。
