「学ぶ」というのは人間だけの特権である。
動物も芸を覚えるなどして学ぶことはあるが、自ら積極的に知識を得ようと学ぶのは人間だけである。
今回は勉強をするメリットについて考えていきたい。
勉強するメリット
文化の発展のため
良い大学に入り、大きな企業に入社、そして出世していく。勉強をしている、ほとんどの人はこれが目的であろう。
要するに競争に勝つために勉強をするわけだ。そして、競争をしていくと文化が発展する。
ここまで人間社会が発展してきたのも先人たちが学んできた結晶なのだ。
勉強するのを止めた途端、人間社会の発展は止まるだろう。
知識欲
自ら能動的に勉強をするのは楽しい。勉強することにより、疑問だったことが解決すると最高に気持ちがいい。
知識を得ることは快楽である。知識をつけたいという欲求に忠実に従っている。
趣味で勉強するのもここに含まれる。仕事で使うわけでもないのに、英語の勉強したりするのこれだ。英語の勉強することが目的になっている人は多いだろう。
本能にしろ、趣味にしろ、自分の楽しみに勉強するのだ。
人格成形
人間が何も学ばないで生きていた場合、確実にその人間の精神は幼いものになる。
勉強は人格成形に繋がる。
「学び」というのは机の上でお勉強をするだけではない。実生活で学んでいくこともいくらでもある。
経験から学んだ知識をしっかり自分のものにしていけば、貫禄や風格が身についていく。
平たく言えば、立派な人間になれるということだ。
リスク回避
事前に勉強をしておくことでリスク回避になる。
今の時代に、知識がないからといって命を落とすなんてことはめったに無いことだとは思う。
そこまで大げさなことではないくても、知識不足のせいで失敗に繋がる可能性がある。
例えばビジネスで物を知らないというだけで信用を失ってしまうことはいくらである。
事前に勉強をしておくだけで、失敗は回避できるのだから、悔やんでも悔やみきれまい。
真の知とは悟りを開くこと
この記事の読者には、ただの知識人にはなってほしくない。
知識だけ詰め込んでも、ドヤ顔で自分の知識をアピールするだけの人間で終わってしまう。こんなのは、過去の武勇伝をいつまでも自慢しているオッサンと同じである。
知識を得る究極的な目的は「悟り」を開くためである。悟りという言葉に抵抗があるなら、自分磨きと置き換えてもいい。
知識を得て行動し、自分の肚に経験を溜めていく。それを繰り返していると悟る瞬間が必ずやってくる。
悟りを開いた人間は強い。どうでもいいことで悩まなくなる。
もし悩みがあるなら、悩んでいるジャンルについて徹底的に勉強して行動すること。そして、自分なりに悟りを開くことが出来ると、確実にその悩みは消えている。
勉強は自分の悩みを解決するメリットもあるのだ。
最後に
勉強は一生続けていくものである。
働いたり他人と交流していくだけで勉強になるのだから、勉強していない人間はいないともいえる。
無知な人は経験したことをすぐに忘れてしまうか、覚えていても次にいかすことができない。
勉強に遅いも早いもない。やる気になったのなら早速始めてみよう。