「明日死ぬかもしれない。だから今日を全力で生きる」
人間はいつ死ぬか分からないから、本当にやりたいことだけを全力でやれという意味である。
この考えはビジネス書などを読んでいるとよく出てくる。世界的に有名な人も、毎日この考えで生きていたらしい。
一見すると真っ当な意見のように思える。しかし、私はこの考えで生きることはあまりオススメしない。
今からその理由を書いていく。
オススメしない理由
オススメしない理由は簡単である。
常人には真似出来ないからだ。
「明日死ぬかもしれない」と毎日考えながら生きるなんて、精神の弱い人はすぐに鬱になりそう。
違うビジネス書には「人間は思ったとおりの人間になる」という言葉もある。こちらも有名すぎる言葉だと思う。
つまり「明日死ぬかも」と毎日考えていたら、本当に明日死んでしまう可能性があるということ。
うーん、どうしたものか。
このような相反する言葉あると本当に困るよな。しかもどちらも有名な言葉だからなおさら困る。
口先だけでは効果なし
口先だけ「明日死ぬかもしれない」と言いながら、心の中では「俺が明日死ぬわけないだろww」と思っていたら、まったく意味がない。本気で「明日死ぬかもしれない」と思ってやらないと効果がない。
重要なのは自分を追い詰めて全力を出すようにするところだからな。
自分を追い詰めなくても、毎日全力で生きられる人はやる必要がないわけだ。これは追い詰めないと全力を出せない人向けの方法なのだ。
だから本気で明日死ぬかもと思い続けないと効果がない。
本気でこんなことを毎日考えていたら頭がどうかなりそうだと思わないか? 人生論は割と好きだが、俺はどうも受け付けない。
正直、この考えは今の日本人には合わないと思う。武士道精神を持っていた昔の日本人だったら合ったかもしれない。
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」ってね。この考えを今の日本人に押し付けたら確実に超ブラックと言われるなw
最後に
最後にまとめる。
「明日死ぬかもしれない。だから今日を全力で生きる」
この考えは、自分の命なんてどうでもいいと思えるくらい、立派な志がある人がやるものだ。
ダラダラと生きている一般人にはなかなか真似できない。
だが、本当にこの心構えで生きている人は格好いい。まさに魂を燃焼させて生きている。
君は魂を燃焼させているか?
命を賭けてでも成し遂げたいことがあるか?
もし、それを見つけることが出来たら、あなたの人生は必ず充実したものになるだろう。