この記事は高卒で司法試験の合格を目指す無謀者に向けて書いた。高卒の分際で弁護士を目指そうとするやつが一定数いるみたいだからな。
最初に言っておく。
高卒で司法試験を受けるのは絶対に止めておけ。
これはお前らのために言っている。99%挫折する。あまり甘く考えているとガチで勉強している人たちに失笑されるぞ。
- 挑戦をしている自分に酔いたいだけだろう?
- 俺が本気を出せば何とかなると考えているんだろ?
言わなくても分かる。だって俺がそうだったからな。
司法試験は想像以上に難しい。特に予備試験が超難関
司法試験が難関資格なのは誰でも知っているだろう。もちろん、君もそれなりに覚悟しているとは思う。だが、みんなが想像している以上に難しいと考えてもらっていい。
高卒が司法試験を受ける場合、最初に予備試験というものに合格する必要がある。この予備試験が恐ろしく難易度が高い。100人に5人しか合格できない超難度の試験なのだ。
予備試験が本番と言ってもいいレベルだ。実際、予備試験を合格した人は司法試験も高確率で合格している。
この予備試験は普通の大卒が、予備校に通って毎日10時間くらい勉強して、それを2~3年続けて、やっと合格が見えてくる難易度なのだ。
例えば、元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さんという弁護士がいる。有名な人だからほとんどの人が知っているだろう。
フジテレビに入社している時点で、優秀な人間なのは分かるはず。そんな優秀な人が毎日勉強漬けでやっと合格したのだ。ちなみに一度落ちている。
もちろん彼女もロースクールに通っていた。
高卒の社会人が仕事をしながら独学で勉強していくぜ! こんな甘っちょろいことをやっていたらまず合格できない。
大卒より勉強量が少ないなんて受かるわけがないだろう。
10年単位で勉強していくなら、コツコツでも受かるかもしれないが、それは現実的ではない。モチベが下がって途中で挫折するのが目に見えてる。
高卒が独学で勉強していくなんて甘すぎる。家で毎日独りで勉強できるか?
しかも働きながらだ。こんなのよほどの超人じゃないと続かないよ。
もう一度言うが、大学受験をこなしてきた大卒たちですら、勉強だけに集中できる環境を作って予備校に通って勉強しているんだぞ。勉強する習慣のない高卒が家でコツコツ勉強していくなんて絶対無理だ。
人生を賭けて全力で勉強せよ
高卒が本気で司法試験の合格を目指すなら、人生を賭けて全力で勉強しなてくはならない。
- 仕事を辞めて勉強に集中する環境を作ること。
- 当然、予備校に通うこと。
- さらに家でも勉強をする。
勉強は毎日10時間以上すること。毎日、数年間しっかりと勉強を継続すること。
これができないなら最初から諦めたほうが懸命だ。お金と時間を無駄にしなくてすむ。
司法試験というものは高学歴ですら勉強しまくってやっと合学できる試験あなのだ。低学歴が司法試験に挑む場合、想像を絶する勉強が必要である。
高卒で問題になってくるのは一般教養だ。このサイトは社会人の学び直し学習についての記事もあるので参考になるはずだ。

本当に最初から勉強する気概がないと厳しい。合格への道のりは遠いぞ。
高卒でも独学で司法試験に合格している人はいるかもしれないが、それはそいつが特別なだけ。
あなたは特別なのか?
低学歴は弁護士になるのは諦めろ
先程、人生を賭けて勉強しろと言ったが、低学歴は弁護士になるのは諦めたほうがいい。これは最初に主張した通りである。
しかし、なぜこんな無謀なチャレンジをするのか。
いっそのこと、
「時間の無駄なので低学歴は勉強するな」
ここまで言ってしまってもいいのかもしれない。
勉強の記事をいくつも書いてきた私がこんな事を言うなんて、ダブスタになるかもしれない。だが、これはダブスタではないし、もちろん炎上目的でもない。
この記事は、低学歴は弁護士になれないから諦めろと、上から目線で言うだけの物ではない。
低学歴でも幸せになれる方法を提案しているのだ。
最後までこの記事を読んでみるといい。低学歴のことを本気で考えているのがよく分かるはずだ。
身の丈にあった仕事を全力でやれ
無謀なチャレンジに時間を使うより、身の丈にあった仕事を全力でやれ。低学歴でも出来る仕事だって立派な仕事である。
その仕事を極めるのだ。
社会人になった時点では人生のカーストはほとんど決まっている。もっといえば、学生の時点で勝ち組と負け組はほぼ決まっている。
これにあがなうのは時間の無駄。
負け組は負け組の中で勝ち組を目指したほうがいい。下手に勝ち組を目指してしまうと、ますます負け組になってしまう可能性がある。
ここが大事なポイントなので、もう一度繰り返す。
ネガティブすぎると思われるかもしれない。しかし、適材適所という言葉があるように、人間には得意不得意がある。
わざわざ不得意な分野で戦う必要がどこにあるというのか。低学歴のくせに、高学歴が同じ舞台で戦うとか、なぜそんな苦行をする必要がある。
どう考えても不幸になる確率が高い。
要するに、『勝てる確率の高いところで勝負をしろ』と提案しているのだ。こう考えると、特におかしな事は言っていないことに気づくと思う。
最後に
最後にこの記事をまとめる。
- 低学歴は勝てない勝負をするな。勝率の高い勝負をすること
- 負け組でもいい。負け組の中で勝ち組を目指そう
- 低学歴でも幸せになれる秘訣は無茶な高望みをしないこと
先程も言ったが、何事にも適材適所というものがある。弁護士に憧れる気持ちも分かるが、それは偏差値の高い賢い人間たちに任せておけばいい。
趣味で法律の勉強をしたいというなら止める道理はない。憲法や労働法などは一般人でも知っておけば役に立つこともあるだろう。
ドリームクラッシャーの記事をここまで読んでくれて感謝する。
ここまで読んでも、気持ちが萎えることなく「俺は絶対に司法試験に合格する!」と本気で思えるなら、もしかしたら可能性があるかもしれない。
頑張ってくれたまえ。