今回は「入試英語最重要構文540」のレビューと使い方を紹介したいと思います。
【入試英語最重要構文540】
- 著者:吉 ゆうそう
- 単行本: 322ページ
- 出版社: (株)南雲堂
- 音声:CD付き
- 発売日: 2005/8/1
「入試英語最重要構文540」の使い方
「入試英語最重要構文540」は構文集です。そもそも、わざわざ構文集を使ってまで構文を覚える必要があるのか疑問を持っている人もいるかもしれません。
もちろん、意味があるから構文集が出ているわけです。
入試は構文を覚えてることを前提に和訳や英作文が出題されます。当然、覚えておいたほうが有利になります。構文は英作文だけでなく、リーディングにも使えますから、構文を覚えれば英語力がアップするのは間違いありません。
最重要構文540の使い道は他にもあります。文法の復習として使うのです。後半の穴埋め問題解いたりCD聴いたりしてるうちに、今まで学んできた英文法が頭に定着するわけです。
瞬間英作文の教材として使う人もいます。
CDについて
この本には音声が付いているので耳からの学習も出来ます。日本語→英語の順で読み上げていきます。日本語の音声が評判いいようですが、(ナウシカの人らしい)私としてはそこらへんはどうでもいいかな。どちらかといえば英語音声だけのほうが覚えやすいので。
でも、暗記するまでには何度も何度もCDを聞くわけだし、自分の好きな人の声のほうが続けやすいのも事実。
この辺は人によるとかしか言えないかな。
構文の暗記方法
1つの例文につき500回音読しましょう。CDは300回以上は聞きます。CDで日本語を聞いた瞬間、英語が口から勝手に出てくるレベルまで繰り返します。
その後、本書の後半部分を50回音読後ノートに書き写します。50回音読して、1回書き写すのを5周します。
コツとしては、約4個の例文を一緒に覚えようとするのが効率がいいかもしれません。
十指法で暗記
十指法で暗記する方法もあります。十指法とは、「入試英語最重要構文540」の著者である、吉ゆうそう氏が書いた『英語超独学法 秘中の秘34のノウハウ』で紹介している英文暗記の方法です。
内容をかいつまんで言うと、
①英文を黙読、理解する
②英文を見ずに、スラスラ正しく言えたら指を折る
※つっかえたら指折りしない。
③10本指折り(片手で可)したら終了。次の英文に移る
といった英文暗記法です。
十指法の他にも、やる気を促したり、英語習得上参考になることが色々と書かれているので、興味があるなら読んでみるといいでしょう。
入試英語最重要構文540のレビュー
左に英文、右に日本語。とてもシンプルな構成なので、使い勝手がいいです。暗唱文としてはこれくらいシンプルのほうが使いやすい。
CD付きなのに、本の値段が安いのもいい。
540の例文の中にさりげなく他の文法要素を盛り込んでいたりする。有名な700選をスケールダウンさせて、とっつきやすさを向上させたのが540です。
社会人のやり直し英語として、『入試英語最重要構文540』を使うのもありかもしれません。
英語が苦手な人にとって、540個の例文を覚えられるのはキツイかもしれません。でも、これらの構文を全部覚えることができたら、確実に英語力がアップするので、それを信じて暗記していきましょう。
それに、続けていくと思ったほど大変ではないと気づくはずです。例文もそれほど長くないし、難しい単語も使われてないので、意外となんとかなるものです。
ただし、この本はそれなりに分厚いので、暗記するのには少し使いにくいかもしれません。
入試英語最重要構文540の次にやる教材は?
まずは、この教材をしっかりやり込んで下さい。
やり込んだ上で質問しているのなら、次の教材は700選が良いと思います。この本は540と似たようなコンセプトの本なので構文がかなり被ることになります。
だからこそ、700選を使用するハードルが下がるはずです。
個人的には、バランス良く英語の全ての能力を鍛えられるALL IN ONEを薦めます。540を終えたくらいのレベルには丁度良いはず。
最後に
いかがでしたか?
この本をしっかりやり込めば、必ず実力がアップしますので頑張ってくださいね。
ちなみに「大学生のための最重要英語構文540Touchdown」という本もあります。
「入試英語最重要構文540」と内容は同じですが、後半の演習問題をバッサリと削除してあるため本の厚さが薄くなっています。さらに音声部分を英語だけにすることによって、暗唱がしやすくなっています。
好みで選んでよいでしょう。